第5回こども体験パークが開催されました

先日、東京都武蔵野市吉祥寺の武蔵野公会堂で第5回こども体験パークが開催されました。当日は天気も良く、主催者の発表だと1,500人ほどが来場してくれたようです。当日は40種類以上の体験ブースやワークショップを通じて、子供達がさまざまな体験を楽しみ、大人は各種の専門家への相談もできるなど大変盛況でした。弊所は子供達に少しでも知財に触れてもらおうとオリジナルのロゴマークの作成に挑んでもらいました。子供達の年齢層が幅広く、ロゴマークの作成が難しそうな場合はお絵描きをして頂きました。登録商標の存在に興味を示してくれた親御さん達もおられ、弁理士の観点からレクチャーをさせて頂きました。ここで、いくつか子供達の作品を紹介したいと思います(掲載承諾済)。

↑まずはこちらの作品。3歳の男の子が描いてくれたもので、題名をつけるなら『恐竜絶滅』になるかと思います。乱雑に描かれていて見づらいのですが、中央左側に描かれた水色の円が地球で、中央右側に描かれた茶色の楕円が隕石です。点々がたくさん描かれていますが、この点々は雪だそうです。画面下方に描かれた紫色の線が恐竜の骨です。ここまで言えばお分かりかと思いますが、巨大な隕石が地球に落下して氷河期が来て恐竜が絶滅したという「隕石衝突説」のストーリーが1枚の紙に描かれています。一見乱雑に描かれているようでも本人にとっては一連のストーリーになっているのでしょう。3歳が何故「隕石衝突説」を知っているのか?!お母様に話を聞くと、この子は恐竜が大好きで、いつもYouTubeで恐竜の動画を見ているそうです。それで恐竜の絶滅を知ったのではないかということです。この日も恐竜の人形を握り締めていました。YouTubeってつくづく重要なメディアだなと実感しました。

↑つぎはこちらの作品。未就学児くらいの女の子が描いてくれたもので、題名をつけるなら『ウサギの中のユニコーン』になるかと思います。全体の黄色の線で描かれたものがウサギで、中央の水色の線で描かれたものがユニコーンのようです。どうしてウサギの中にユニコーンがいるのか?などと聞くのは野暮でしょう。人は或る程度成長すると理由や理屈を考えてしまうので、その思考に縛られている限り、このようなデザインは生み出せないと思う。本人は自分の好きなものを組み合わせただけなのでしょうが、当方は独創性を感じました。ちなみに特許庁のデータベースでウサギとユニコーンを組み合わせたロゴマークが商標登録されていないか調べてみましたが、そのようなロゴマークは見つかりませんでした。この点からも、この子が描いたものが、かなり独創的なデザインであることがご理解いただけると思います。

↑最後はこちらの作品。小学生くらいの男の子が描いてくれたものです。このくらいの年齢になると課題の意味を理解し、それなりに完成されたロゴマークを描いてくれました。中央の”e”は本人の名前のイニシャルです。最初に「自由に描いていいよ」と言いましたが、自由に描いてと言われると中々描けないようで、暫く考え込んでしまい、筆が進まないようだったので、「名前のイニシャルをベースにしたらどうか」と方向性だけ示しました。そしたらスラスラと描き始めました。この子は、同じ歳と思われる友達を含めて4人組で現れたのですが、それぞれの性格が違うのが面白かったです。ある子は課題を与えてから10秒ぐらいで描き終わるし、また別の子は鉛筆と定規できっちりと下描きをして、色付けした後に消しゴムで鉛筆跡を消すという几帳面な描き方をしていました。子供達だけではなくて、当方も様々な子供達を体験することができたイベントでした。